2021.09.13

押井町の野鳥たち〜馴染み深いあの野鳥から、非常に珍しい野鳥まで〜

フクロウ

押井の里のある西三河地区では、2014年の時点で337種の野鳥が確認されています。押井の里にも季節を代表する馴染みのある野鳥から非常に珍しい野鳥まで、年間を通して野鳥好きな僕らを楽しませてくれます。

庭木で囀る小鳥を眺めているとかわいい姿に胸がキュンとして心が躍ってしまいます。大空を雄大に飛んでいく猛禽類を眺めていると、あんなふうに空を飛べたらどんなに気持ちのいいことかと羨ましくなってしまいます。

ほんの少しですが、そんな押井町の野鳥たちをご紹介します。

※調査・文・写真/鈴木啓佑・NPO法人愛知生物調査会

シジュウカラ

シジュウカラ

シジュウカラ(四十雀、学名 Parus minor)スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属

胸のネクタイのような黒い模様がかわいく、一年中庭木などに遊びに来てくれる押井町で最も身近な小鳥です。さえずりは甲高いよく通る声で「ツィピーツィピーツィピーなどと繰り返します。

ヤマガラ

ヤマガラ

ヤマガラ(山雀、学名 Poecile varius)スズメ目シジュウカラ科コガラ属

黒と白と茶色のくっきりとした模様が三毛猫みたいでかわいい小鳥で、シジュウカラよりもテンポ遅く「ツーツーピー、ツーツーピー」と電線などにとまって軽快にさえずるところが見られます。

ホオジロ

ホオジロ

ホオジロ(頬白、学名 Emberiza cioides)スズメ目ホオジロ科ホオジロ属

一見スズメのような姿をしていますが、顔の白黒模様が特徴の小鳥です。さえずりは独特で「ピッピチュ・ピーチュー・ピリチュリチュー」と、周りより少し高い木などのてっぺんにとまってさえずる姿をよく見ることができます。ホオジロのさえずりは野良仕事のBGMとして最高です。

フクロウ

フクロウ

フクロウ(梟、鴞、学名 Strix uralensis )フクロウ目フクロウ科フクロウ属

夜に「ゴッホウ ゴロッケ ゴゥホウ」と聞こえてきたらその声の主はフクロウです。夜中に電線にとまっていたり飛んでいたりする大きな鳥がいたらおそらくそれはフクロウです。

夜に車で走っているとき、上方を注意しているとしばしば見かけることができます。夜の生態ピラミッドの頂点に君臨する鳥で、押井町の豊かな自然を象徴する鳥でもあります。

サンショウクイ

サンショウクイ

サンショウクイ(山椒食、学名 Pericrocotus divaricatus)スズメ目サンショウクイ科サンショウクイ属

木から木へと高いところを「ピリリー、ピリリー」とさえずりながら飛び回るので、姿をよく見かけます。山椒を食べて舌がピリリとしびれてこうさえずるようになったと言われ、名前の由来になっています。

環境省のレッドリストでは、絶滅危惧Ⅱ類に指定されていますが、押井町ではありふれた鳥として見かけることができます。

オオルリ

オオルリ

オオルリ(大瑠璃、学名 Cyanoptila cyanomelana)スズメ目ヒタキ科オオルリ属

キビタキ、サンコウチョウと並び、代表的な姿とさえずりの美しい夏鳥として知られます。また、ウグイス、コマドリとともに日本三鳴鳥に数えられています。

高い木のてっぺんで尾を振りながら、高く澄んだ美しい声で気持ち良さそうにさえずるオオルリの姿を見ることができます。そっと近づいてその美しい姿も見てあげてください。

アカショウビン

アカショウビン

アカショウビン(赤翡翠、 学名 Halcyon coromanda)ブッポウソウ目カワセミ科アカショウビン属 ※写真提供:加塩町・松井 孝王 さん

全身が真っ赤な、火の鳥の異名を持つ珍しい鳥です。オスは朝夕や曇りの日に「キョロロロロー…」と尻下がりの声でさえずり、ずいぶん離れた所からでも聞こえてくることがあります。

夏鳥として押井町を通過する際に声を聞くことができ、近くで営巣することもあるようです。姿を見ることができたらとてもラッキーです。

サシバ

サシバ

サシバ(差羽、鵊鳩、鸇、学名 Butastur indicus)タカ目タカ科サシバ属

昔は里山のありふれた夏鳥のタカの仲間でしたが、2006年に環境省のレッドリスト改定で、絶滅危惧Ⅱ類に選定されるなど急激に減少してしまったと言われています。

サシバは主にヘビ、トカゲ、カエルといった小動物、セミ、バッタなどの昆虫類など多様な生き物を餌とし、生物多様性の豊かな里でなくては生息できないため、豊田市自然観察の森など、全国各地でサシバ保全の取り組みが始っています。

「ピックイー」と独特の大きな声で鳴きます。

モズ

モズ

モズ(百舌、百舌鳥、鵙、学名 Lanius bucephalus )スズメ目モズ科モズ属

モズの高鳴きは秋の風物詩です。秋も深まった頃、冬の気配を感じさせてくれます。

捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したり、木の枝股に挟んだりするモズの「はやにえ」もよく見つけられ、押井町の豊かな自然を感じることができます。

ルリビタキ

ルリビタキ

ルリビタキ(瑠璃鶲、学名 Tarsiger cyanurus)スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属

ユーラシア大陸など広く分布する小鳥で、日本では夏季に本州中部以北、四国で繁殖し、冬季になると本州中部以南で越冬します。押井町には冬鳥として訪れます。

体側面はオレンジ色の羽毛で覆われ、オスの上面は青色のかわいい小鳥です。押井町の冬鳥は地味な鳥が多いので、毎年出会うのが楽しみな小鳥です。

ライタープロフィール

鈴木 辰吉

押井営農組合、代表理事。1953年1月、現住所地に農家の長男として生まれる。豊田市役所に就職し、産業部長、総合企画部長を歴任、60歳で定年退職。 その後、市の機関として都市と山村をつなぐ中間支援機関「おいでん・さんそんセンター」設立、センター長に就任。そして2019年、おいでん・さんそんセンターで得た6年間の知見のすべてを注ぎ「源流米ミネアサヒCSAプロジェクト」を立ち上げる。

「自給家族」について

日本中の山村集落を、消滅の危機から救う為のモデルを創る。キーワードは「自給」と「家族」です。食と農のあり方や、持続可能な社会に関心をお持ちの皆さんが、「自給家族」として支え合う仲間に加わっていただくことで、それは実現できます。

まずはあなたから。次に、あなたの親しいお仲間をお誘いいただいて。押井の里のチャレンジ「源流米ミネアサヒCSAプロジェクト」を応援して下さい。

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